タイ改革派議員10人、王室不敬罪改正で倫理違反指摘
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【2月10日 AFP】タイで8日に投開票された下院選挙で選出の改革派議員10人について、国家汚職防止委員会(NACC)は9日、王室不敬罪の改正を目指して提案された取り組みが倫理違反に当たると指摘した。
暫定集計によると、アヌティン・チャーンウィーラクン首相が率いる保守派の「タイの誇り党」は8日の選挙で最多議席を獲得した。一方、世論調査でリードしていた改革派の国民党は2位にとどまった。
NACCは9日、国民党から選出された党首を含む10人の議員について、審理を求めて最高裁に付託したと明らかにした。
NACCの声明によると、10人は王室不敬罪法の改正を目的とする法案を提案した、現職および元の進歩派議員44人の中に含まれているという。
「調査の結果、この法案は国王を国家元首とする民主主義体制を支持する意思が欠如していることを示している」とNACCは述べ、議員らの行動は「倫理基準の重大な違反」に当たるとした。
最高裁が案件を受理すれば、議員らは一時的に職務停止となる可能性がある。
その後、違反と認定された場合、政治職に就くことが生涯にわたり禁止され、10年間投票権を失う可能性がある。
タイではこれまでも、進歩派政治家が排除され、司法判断によって政党が解散させられる事例が根強く続いている。
タイの王室不敬罪法は、国王とその家族を批判から保護するもので、1件の違反につき最大15年の刑が科される。(c)AFP