冬の嵐が相次ぐイベリア半島 新たな嵐で1人死亡
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【2月8日 AFP】先週の冬の嵐で複数の死者が出たスペインとポルトガルで7日、新たな嵐「マルタ」が到来し、新たに1人の死亡が報告された。同地域では1月以降、すでに「クリスティン」と「レオナルド」の二つの冬の嵐に見舞われており、計6人の死亡が確認されていた。
地元メディアによると、死亡したのはポルトガルの浸水した地域を渡ろうとして流された救急ボランティアの男性(46)。ポルトガルではこれまで、救助隊員2万6500人以上が動員された。
イベリア半島は欧州における気候変動の最前線に位置しており、近年、長期化する熱波や、より頻繁で激しい豪雨に見舞われている。
両国は新たな洪水警報を発令。嵐の影響で、すでに数百の道路が封鎖され、鉄道の運行に支障が出ているほか、数千人が増水を受けて避難を余儀なくされている。
スペインでは南部、とりわけアンダルシア州の広い地域に、重大な被害が懸念される「オレンジ警報」が出された。
スペインのペドロ・サンチェス首相は7日、危機会議を開いた。前日には洪水被害地域を視察していた。
一方、ポルトガルのルイス・モンテネグロ首相は、2026年が「特に異常な年」であり、「非常に暴力的な」気候条件に見舞われているとの認識を示した。
ポルトガル環境庁(APA)によると、一連の冬の嵐の影響で、国内のダムは「国の年間消費量に相当する水量」をわずか3日間で放流したという。(c)AFP/Jorge Guerrero, Jorge Guerrero