5歳男児をドラッグ使ってレイプ、父親含む男10人起訴 フランス
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【2月4日 AFP】フランス検察は3日、5歳の男児が薬物を投与されてレイプされた衝撃的な事件で、父親を含む29~50歳の男10人を起訴したと発表した。
捜査は2025年2月15日、北部リールで前夜「ケムセックス(ドラッグセックス)」パーティーが開催されたとの通報を受け開始された。ケムセックスとは、強力なドラッグを使って性的経験を促進、増強、延長する行為。
検察によると、5歳男児は実の父親によって成人男性に引き合わされ、ドラッグによって増強された性暴力を受けたとされる。
検察は、2024年11月から2025年2月14日の間にリールで行われたとされる本件の捜査を予審判事に付託した。容疑には、「被害者に無断でドラッグを投与し、判断力を阻害したり行動をコントロールしたりしたレイプおよび性的暴行」も含まれている。
捜査の結果、10人の男が昨年2月から先月の間に起訴された。
検察は、主犯格の男1人が昨年6月、公判前勾留中に自殺したと発表したが、身元に関する詳細は明らかにしなかった。
検察によると、父親は「近親相姦による性的暴行」と「息子に対する加重レイプおよび性的暴行への共謀」の罪で起訴された。
リールの検察官サミュエル・フィニエルズ氏によると、父親自身も同じケムセックスパーティーでレイプと性的暴行を受けたとされる。
男児は母親に引き取られている。母親は性的虐待疑惑が発覚する前から父親と別居していた。
地方紙デルニエール・ヌーベル・ダルザスは、10人のうち少なくとも1人(今年1月に起訴された30歳のトラック運転手の男)は、ケムセックスパーティーの参加者としてではなく、その動画を受け取ったにもかかわらず当局に通報しなかった罪で起訴されたと報じた。
フランスでは、薬物を使ったレイプ・性的暴行が相次いで発覚している。
ドミニク・ペリコ受刑者は2024年12月、10年近くにわたり、当時妻だったジゼル・ペリコさんの意識を鎮静剤で失わせ、自らレイプしたり、インターネットで募った見知らぬ男数十人にレイプさせたりしていたとして加重レイプ罪で拘禁20年を言い渡された。
ジゼルさんは裁判で、恥じるべきは性的虐待の被害者ではなく加害者だと訴え、公開裁判を選択したことでフェミニストの象徴となった。
フランスの裁判所は3日、女性議員に性的暴行を加える目的でエクスタシーを投与したとして元上院議員に拘禁1年6月を言い渡している。(c)AFP