【2月3日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は2日、政権がハーバード大学に対して10億ドル(約1550億円)の損害賠償を求める方針だと自身のSNS「トゥルースソーシャル」への投稿で明らかにした。「われわれは現在ハーバード大学に対し10億ドルの損害賠償を求めており、今後は一切関係を持ちたくない」と表明した。

トランプ政権はこれまで、ハーバードや他の大学がいわゆる「ウォーク(woke)」的イデオロギーを助長し、親パレスチナ抗議活動をめぐるユダヤ人学生の安全確保を十分に行わなかったとして非難し、法的措置や多額の賠償要求を突き付けてきた。これに対し専門家らからは、リベラル系大学への圧力キャンペーンだとの指摘も出ている。ウォークとは、社会問題や人種差別、性差別などへの高い意識を指す言葉だ。

この問題に関連し、ニューヨークタイムズ紙は2日、政権との交渉で、ハーバード大学が政権側からの一定の譲歩を引き出したと報じていた。

コロンビア大学は昨夏、トランプ政権との和解の一環として2億ドル(約310億円)の支払いに応じ、人種を考慮しない入学や採用の方針順守を約束した。一方、ハーバードとの交渉では当初、5億ドル(約780億円)規模の合意に近づいていたとトランプ氏が述べたこともあったが、今回の投稿ではその条件案は不十分だったとしている。

トランプ氏は具体的な違法行為の詳細を示していないが、「5億ドル以上の現金和解を回避するための策に過ぎなかった」と主張している。大学側は直ちにコメントしていない。(c)AFP