トランプ氏の「侮辱」発言に抗議、デンマーク退役軍人が沈黙の行進へ 1000人超参加見込み
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【1月31日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領がアフガニスタン戦争での米国以外の北大西洋条約機構(NATO)諸国の部隊が果たした役割を軽視したことに抗議するため、デンマーク退役軍人会は31日、首都コペンハーゲンで無言のデモ行進を実施する予定で、1000人以上の参加が見込まれている。
退役軍人会のソレン・クヌーセン副会長はAFPの取材に対し、「このデモを#NoWords(言葉が出ない)と名付けたのは、まさに私たちの気持ちを表しているからだ。言葉が出ない」「言うまでもないが、トランプ氏の発言が私たちデンマーク人、そして私たちが米国と共に守ってきた価値観に対する侮辱であることを、米国民に伝えたい」と語った。
トランプ氏は1月22日、2001年9月11日の米同時多発攻撃を受けて始まったアフガン戦争でNATO同盟諸国の部隊の役割を軽視し、米国以外のNATO加盟国の部隊は「少し後方、最前線から少し離れたところにとどまっていた」と発言。デンマークをはじめとする欧州諸国の国民の怒りを買った。
デンマークは湾岸戦争、アフガン戦争、イラク戦争において米軍と共に戦った。
デモは午後1時(日本時間同日午後9時)に開始され、コペンハーゲンの戦没者慰霊碑で短い式典を開き、花輪をささげる。
デモ隊はその後、約2キロ離れた米国大使館まで進み、そこで1分間の黙とうをささげる。
主催者はAFPに対し、1000人を大きく上回る参加者を見込んでいると述べた。
デンマークは伝統的に米国の強固な同盟国であり、トランプ氏が最近デンマーク自治領グリーンランドの領有に関心を示していることで両国間関係が緊張しているにもかかわらず、米国を「最も緊密な同盟国」と呼び続けている。(c)AFP