キャサリン・オハラさん死去 71歳 「シッツ・クリーク」モイラ役や「ホーム・アローン」母親役
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【1月31日 AFP】コメティドラマ「シッツ・クリーク」シリーズや映画「ホーム・アローン」シリーズで知られるエミー賞受賞俳優、キャサリン・オハラさんが死去した。71歳。マネジメント会社が30日、明らかにした。
カナダ出身のオハラさんは、映画「ビートルジュース」シリーズや、最近ではApple TVのコメディシリーズ「ザ・スタジオ」にも出演していた。
マネジャーのマーク・ガービッツ氏の事務所はAFPに対し、オハラさんの死去は事実だと認めたが、詳細は明らかにしなかった。
Page Sixは消防署の報道官の話として、オハラさんはロサンゼルスの高級住宅街ブレントウッドにある自宅から夜明け前に病院に搬送されたと報じた。
オハラさんは1954年、トロントで生まれた。伝説的なコメディ劇団セカンド・シティでユージン・レヴィさんらと共に活躍。レヴィさんとは大ヒットコメディドラマ「シッツ・クリーク」シリーズなどで、その後もキャリアを通して共演を重ねた。
オハラさんは1980年の映画『第三の標的』で映画界に進出。レヴィさんやジョン・キャンディさんと共演した。
1988年には、ティム・バートン監督の映画『ビートルジュース』でウィノナ・ライダーさん演じる幽霊の姿を見ることができる少女の継母役を演じた。後に同作の美術監督ボー・ウェルチさんと結婚し、マシューとルークという2人の息子をもうけた。
しかし、オハラさんが世界的に知られるようになったのは1990年の映画『ホーム・アローン』でマコーレー・カルキンさん演じるケビンの母親役を演じた時だった。
「完璧な映画ですよね?」「良いものの一部になりたいと願えばかなう」とオハラさんは2024年に週刊誌ピープルに語っている。
オハラさんはその後、同作の続編『ホーム・アローン2』でも同じ役を演じた。同作には、数十年後に大統領になるドナルド・トランプ氏がカメオ出演している。
1993年には、ティム・バートン監督の映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』でサリーの声優を務めた。
多才なコメディエンヌのオハラさんは、英国人のクリストファー・ゲスト監督の映画『ドッグ・ショウ!』や『みんなのうた』などにも出演した。
ゲスト監督は声明で、「打ちのめされている。私たちは、当代のコメティ界の巨匠の一人を失った」と述べた。
だが、現代の視聴者には、ユージン・レヴィさんの息子、ダン・レヴィさんが制作したコメティドラマ「シッツ・クリーク」シリーズでの役柄で最もよく知られているかもしれない。
「以前は、ケビンという名前の人が私のところにやって来て、『ケビン!』と顔に向かって叫んでくれと頼まれたものだ」「今は『シッツ・クリーク』と(同シリーズでオハラさんが演じる)モイラのことばかり言われる。人生でこんなに注目されたことはない。信じられないくらいだ」とオハラさんはピープル誌に語っていた。
オハラさんは2020年、「シッツ・クリーク」のモイラ・ローズ役でエミー賞主演女優賞を受賞。ゴールデングローブ賞のテレビ部門ミュージカル・コメディー部門主演女優賞なども受賞した。
30日にオハラさんの訃報が広まると、共演者や著名人たちから追悼の声が上がった。
マコーレー・カルキンさんはインスタグラムに『ホーム・アローン』で一緒に写っている写真を添えて、「ママ。もっと時間はあると思っていた」「もっと一緒にいたかった。ママの隣の椅子に座りたかった。ママの声は聞こえていたけど、まだ伝えたいことがたくさんあった。ママを愛している。」と投稿した。
カナダのマーク・カーニー首相は、自身を含むカナダ国民がオハラさんの死を悼んでいると述べた。
カーニー氏はX(旧ツイッター)に、「50年以上にわたる演技で、キャサリンはカナダのコメディ界に名を残した」「カナダはレジェンドを失った。家族、友人、そしてスクリーンでの彼女の演技を愛したすべての方々に心よりお悔やみ申し上げる。彼女の不在は深く惜しまれるだろう」と投稿した。(c)AFP