【1月29日 AFP】米国の移民・税関捜査局(ICE)の職員が来月、イタリアで開催されるミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪に派遣されることが報じられ、現地で反対の声が上がる中、駐イタリア米国大使は28日、現地でICE職員は治安維持活動などは行わず、その活動を「助言」的役割に限定すると述べた。

2月6日から22日までミラノ・コルティナで行われる五輪大会へのICE職員派遣のニュースは、米国での暴力的な移民取り締まりを受け、イタリアで怒りを引き起こしている。

しかし、米国のティルマン・J・フェルティッタ大使は、ICEの国土安全保障捜査部(HSI)の活動について「助言と情報提供に関連するものに限定され、治安維持活動には関与しない」と述べた。

イタリアのマッテオ・ピアンテドージ内相と会談したフェルティッタ氏は「五輪では、HSIの犯罪捜査官が国際的な犯罪脅威に関する情報を提供し、特にサイバー犯罪や国家安全保障の脅威に焦点を当てて専門知識を発揮する」と語った。

また「すべての安全保障業務はイタリア当局の責任の下で行われる」とも述べた。

イタリアに派遣されるHSIの職員は、ミネアポリスで展開する職員とは異なる部署に所属している。HSIについてフェルティッタ氏は「人身密輸、麻薬取引、児童搾取、金融犯罪、知的財産権の窃盗、盗難美術品や古美術品の回収など、国境を越えた犯罪活動の捜査を担っている」と説明した。

現地当局は当初、ICEの関与を否定していた。その後、関与自体は認めたものの、その役割が米国代表団の安全保障支援に限定されると示唆していた。(c)AFP