新疆ウイグル自治区の収容施設撮影した中国人男性、米裁判所が亡命認定
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【1月29日 AFP】中国新疆ウイグル自治区でウイグル族などのイスラム系少数民族を拘束する収容施設とみられる場所を撮影した中国人男性について、米裁判所が28日、亡命を認定した。母親と弁護士がAFPに語った。
関恒氏(38)は昨年8月、米移民・税関捜査局(ICE)に拘束された。人権活動家や支援者の間では、関氏が中国に送還されれば迫害を受ける可能性があるとの懸念が広がっていた。
関氏は亡命を認められたが、米国では近年、亡命認定を勝ち取るのがますます困難になっている。
人権活動家だけでなく、下院中国共産党に関する特別委員会の民主党筆頭委員であるラジャ・クリシュナムルティ氏も昨年12月、関氏の亡命申請を認めるよう強く訴えた。
クリシュナムルティ氏はクリスティ・ノーム国土安全保障長官に宛てた書簡で、米国には「わが国への避難を求める人々を独裁政権による迫害から保護する法的責任がある」と述べた。
国土安全保障省は亡命認定の決定に対して30日以内に控訴できるため、関氏は今も拘束されている。
関氏は2021年末、中国北西部・新疆ウイグル自治区の旅を詳細に記録した20分間の動画をオンラインで公開した。
関氏は、バズフィードの調査でウイグル族などのイスラム系少数民族を拘束する収容施設、あるいはその建設予定地として特定された場所を訪問した。
中国政府は2017年以降、国連が以前「人道に対する罪」に該当する可能性があると指摘した活動の一環として、ウイグル族などのイスラム系少数民族100万人以上を拘束していると非難されている。
中国はこれらの疑惑を強く否定し、自国の政策によって新疆ウイグル自治区の過激主義が根絶され、経済発展が促進されたと主張している。
関氏は動画撮影後、中国を出国し、南米を経由して米国に入国した。(c)AFP