中国の習氏、国連中心の秩序堅持強調 「平和評議会」念頭か
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【1月27日 AFP】中国の習近平国家主席は27日、中国は国連(UN)を基盤とした世界秩序の維持を模索すると述べた。中国を訪問中のフィンランドのペッテリ・オルポ首相との会談での発言だ。
習氏の発言は、ドナルド・トランプ米大統領が主導して設立した「平和評議会」を念頭に置いたものと見られる。平和評議会をめぐっては、国連に対抗する組織の設立を目指しているのではとの懸念が出ている。
習氏は会談で「中国は国連を中心とした国際システムを堅持するためにフィンランドと協力する用意がある」と述べた。国営中国中央テレビ(CCTV)が報じた。
トランプ氏は、中国にも評議会への参加を要請しているが、中国側は参加の是非については保留しており、また習氏は国連中心の国際秩序の重要性を強調している。
習氏の提案にオルポ氏は、「国際問題」や「二国間協力」に関する議論を深めたいとの考えを示した。
トランプ政権による予測不能な政策が指摘される中、西側諸国の指導者が相次いで中国を訪問している。
フィンランドのオルポ氏の他には、カナダのマーク・カーニー首相やフランスのエマニュエル・マクロン大統領がここ数週間に訪中を果たしており、また28日は英国のキア・スターマー首相が中国を訪れる予定だ。
ただ、会談での前向きな姿勢にもかかわらず、フィンランドと中国は、ロシアによるウクライナ侵攻や北極地域での覇権争いなどの難しい問題をめぐっては意見が一致していない。
フィンランドのアンティ・ハッカネン国防相は昨年11月、中国によるロシアへの資金提供が「大規模」に行われていると指摘した。しかし、ロシアの主要な貿易相手国である中国は、ウクライナでの戦争に対して中立的な立場を取っているとして、ロシアによる侵攻行為を一度も非難していない。(c)AFP