【1月21日 AFP】スペイン北東部バルセロナ近郊で20日、崩壊した擁壁のがれきに列車が突っ込み、1人が死亡、4人が重傷を負った。消防当局が発表した。スペインでは週末に高速列車が脱線し、別の列車と衝突する事故が発生したばかりだった。

スペインでは18日、マラガ発マドリード行きの列車がコルドバ県アダムス近郊で脱線し、反対側の線路に乗り上げ、反対方向に走っていた列車と衝突する事故が発生。この事故では、42人が死亡、120人以上が負傷した。事故が相次いだことで、スペインの鉄道インフラの安全性に対する懸念が高まる可能性がある。

カタルーニャ地方の民間防衛当局は20日、バルセロナの西約40キロに位置するヘリダ市で、「擁壁が線路上に崩れ落ち、旅客列車が事故に巻き込まれた」とSNSに投稿した。

AFPの記者によると、緊急当局の作業員らは暗闇の中で懐中電灯を使い、脱線した列車の車両の残骸を調査していた。車両はひしゃげた金属の塊のようになっていたという。

カタルーニャ消防局のクラウディ・ガリャルド報道官は記者団に対し、バルセロナ行きの列車で「4人が重傷を負い、1人が亡くなった」と述べた。先頭車両の乗客が最も影響を受けたという。

鉄道インフラ整備管理公社(ADIF)は、擁壁は嵐の影響で崩れたとみている。(c)AFP