【1月21日 AFP】英政府は20日、中国がロンドン中心部に「メガ大使館」を建設する計画を認可したと発表した。反対派住民らは安全保障上の懸念を表明し、法廷闘争を展開する方針を示した。

中国は、ロンドンの高級地区メアリーボーンにある現在の大使館を、ロンドン塔のすぐそばに移転させる予定。新しい大使館は、2万平方メートルの敷地に建設され、英国で最大級の大使館複合施設となる。

政府の広報担当者は「数か月にわたる交渉の結果、中国政府はロンドンにある現在の7つの拠点を1つに統合することに同意した。これは安全保障上の利点をもたらす」と述べた。

ダン・ジャービス安全保障担当相は「この新しい大使館に関するすべての可能なリスクを詳細に検討した結果、英国の国家安全保障が保護されていると確信している」と述べた。

計画に反対する周辺住民や市民団体、政治家らは認可に抗議。移転を阻止するため、裁判所に提訴する考えを明らかにした。

デイリー・テレグラフ紙によると、移転計画では敷地内に「隠し部屋」を含む208の地下室があり、施設近くに敷設されている通信ケーブルの壁を取り壊して新たな壁を建設する計画があるという。

英政府はこれまで、在英中国大使館の新設許可を先送りし、中国側は「強い不満」を表明していた。

報道によると、キア・スターマー英首相は中国との関係改善を目指しており、今月後半に中国を訪問する予定だという。(c)AFP