米国の圧力強まる中、グリーンランドで一部住民が避難計画
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■「狩りはできるし、魚を捕ることもできる」
アンダーセンさんは、12歳の義理の娘アニケを連れて逃げるための二つの計画を立てている。
もし米国が徐々に支配を進めるなら、家族と共にデンマークへと移るが、侵攻が一気に進む場合は、フィヨルド沿いの小屋へ船で逃げることを予定しているという。
ヌークからの脱出ルートは空路と海路のみで、氷に覆われた地域に道路の選択肢はないのだ。
「私たちは狩りができるし、魚を捕ることもできる。自然の中で生きることができる。私たちは極限の条件で生きることに慣れている」と語った。
しかし、二つ目の選択肢の場合は、70代の両親を一緒に連れて行くことができない。
「両親にとっては厳しすぎる」とし、また家族全体の行動にとってもプラスにはならないためとその理由を話した。
しかし、すべての人がそこまで極端な考えを持っているわけではない。
起業家のインガー・オルスビグ・ブランドさん(62)は、これまで通りグリーンランドに留まるつもりだと言い、「どこにも行かず、まだ力があるうちは自分の国を助けたいと思う」と述べた。
ブランドさんも、実際にはグリーンランドを離れたほうがいいようにも思えるが、「私たちは少人数なのでお互いが必要だ」と続けた。(c)AFP/Pierre-Henry DESHAYES