【1月14日 AFP】欧州気候監視機関「コペルニクス気候変動サービス」と米気候科学研究機関「バークレーアース」は13日、2025年が観測史上で3番目に暑い年となったと発表した。両機関は2026年も気温低下は見込めないとしている。

これまでで最も暑かったのは2024年で2023年が2位。コペルニクスの年次報告によると、直近3年間の平均で、世界の気温が産業革命前の水準を1.5度上回ったのは今回が初めてだという。

2025年の平均気温は産業革命前の水準より1.47度高く、2023年をわずかに下回った。2024年は同水準より1.6度高かった。

バークレーアースの報告書でも「2023年から2025年にかけて観測された温暖化は極端であり、地球温暖化の速度が加速していることを示唆している」ことが指摘された。

2015年のパリ協定では、世界的な平均気温上昇を産業革命以前に比べて2度より十分低く保ち、1.5Cに抑える努力を追求することが約束された。

国連(UN)のアントニオ・グテレス事務総長は昨年10月、1.5度を超えることは「避けられない」と警告したが、温室効果ガス排出をできるだけ早く削減することで、この超過期間を短縮できると述べた。

コペルニクスは、地球温暖化を1.5度に抑える目標が、今後10年以内に限界に達する可能性があり、これは従来の予測より10年以上早いと指摘した。

しかし先週、ドナルド・トランプ米大統領が、米国を国連気候条約から脱退させると表明したことを受け、地球温暖化を抑える努力はさらに後退した。米国は、中国に次ぐ世界第2位の排出国だ。

バークレーとコペルニクスは、2026年もこの傾向が続くと警告している。

コペルニクス気候変動サービスのディレクター、カルロ・ブオンテンポ氏はAFPに、温暖化を引き起こすエルニーニョ現象が発生すれば「2026年も記録的な年になる可能性がある」と述べた。

その上で「気温は上昇している。だから新たな記録が出るのは避けられない。2026年、2027年、2028年のどれになるかはあまり重要ではない。進む方向性は非常に明確だ」と続けた。

バークレーアースも、今年の気温が2025年と同様になると予測し「最も可能性が高いのは、1850年以降で4番目に暖かい年になることだ」と述べた。(c)AFP/Laurent THOMET