保守党からリフォームUKへの「くら替え」相次ぐ、閣僚経験者ら約20人 英
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【1月13日 AFP】英国の中道右派の保守党政権で閣僚などを務めたナディム・ザハウィ氏(58)が12日、ナイジェル・ファラージ氏率いる反移民の右派ポピュリスト政党「リフォームUK」への移籍を発表した。保守党を「脱出」してリフォームUKに「くら替え」する議員が相次いでいる。
イラク出身のザハウィ氏は、2022年に財務相を短期間務めたほか、保守党の幹事長も務めたが、2023年1月に税務処理をめぐるスキャンダルで解任された。同氏は英国は「崩壊」しており、「ナイジェル・ファラージ氏を首相として本当に必要としている」と述べた。
ザハウィ氏はファラージ氏と共に臨んだ記者会見で、「耳障りのいいうそでごまかさず、耳の痛い真実を語るファラージ氏の姿勢に感銘を受けた」と述べた。
リフォームUKは過去1年間、世論調査の政党支持率で、キア・スターマー首相率いる中道左派の与党・労働党を2桁差でリードしている。昨年のイングランド地方議会選でも大勝し、全政党で最多の4割の議席を獲得した。
このため、リフォームUKで2029年8月までに予定されている次期総選挙で、保守党から政権を奪取する可能性があると予想されている。また、5月に予定されている地方議会選でも大幅な議席増を目指している。
近年、保守党からリフォームUKにくら替えする議員が相次いでおり、その数は約20人に上る。
保守党の広報担当者は、リフォームUKは「次のうまい汁を求める『過去の人』の党になりつつある」と述べた。
声明によると、子どもの頃に英語も話せないまま英国に移住した元難民のザハウィ氏は、以前ソーシャルメディアで「ファラージ氏が率いる国に住むのは怖い」と発言したり、ファラージ氏をレイシスト(人種差別主義者)と非難したりしていた。
ファラージ氏はこれまでザハウィ氏を批判してきたが、12日には態度を変え、ザハウィ氏の長年の「ファン」だったと主張した。(c)AFP