維新・石平参院議員が訪台、「台湾は独立国」と示す 中国の入国禁止を逆手に
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【1月7日 AFP】中国から入国禁止の制裁措置を受けている日本維新の会の石平参院議員が6日、台湾を訪問し、「台湾が独立国」であることを世界に示したと述べた。
中国は昨年9月、台湾、香港、尖閣諸島などの問題について「誤った言論を広めた」として中国出身の石氏に入国禁止措置を科した。
中華人民共和国(中国共産党)は台湾について、一度も統治したことがないにもかかわらず、自国領土の一部だと主張しており、武力行使による併合も排除していない。
さらに、東シナ海に点在する尖閣諸島の領有権を主張して日本と対立し、センシティブな政治問題に関する外国からの批判を干渉行為とみなしている。
石氏は記者団に対し、「(中華人民共和国から入国を禁止されている)私が問題なく台湾に入国できたことは、台湾は決して中国の一部ではない、台湾は中華民国であって中華人民共和国とは全く違った別々の国であることをこの瞬間に証明してみせた」と主張。
「本日、私が台湾に来たのは、まず第一にこの点を証明するためであり、台湾が独立国であることを世界に訴えるためだ」と付け加えた。
これに対し中国外務省の毛寧報道官は記者会見で、「取るに足らない悪党のたわごとであり、言及する価値もない」と述べた。
石氏を台湾に招待した民間シンクタンク「インド太平洋戦略シンクタンク」によると、石氏は6日、台湾の卓栄泰行政院長(首相)と共に晩さん会に出席した。
中国外務省は以前、日本に帰化した石氏が「虚偽の情報を流布し、日本の反中勢力と共謀し、中国を恣意(しい)的に攻撃・中傷した」と批判。
さらに、石氏が第2次世界大戦の戦犯を含む日本の戦没者を祭る靖国神社を参拝したことも指摘した。
中国は石氏について、中国国内の資産を凍結、中国企業との取引を禁止、本人および家族に対するビザ発給を拒否すると表明している。
日本政府は当時、石氏は中国政府から制裁を受けた最初の日本の議員であり、中国側に抗議し、制裁措置の撤回を求めていると発表していた。
日本と台湾は正式な外交関係を結んでいないが、日本の国会議員は民主的な台湾を頻繁に訪問している。(c)AFP