【1月3日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区でイスラム組織ハマスに1年3か月にわたり拘束されていた元人質のイスラエル人女性、ロミ・ゴネンさん(25)は1日放映のインタビューで、ハマスの戦闘員4人から性的暴行を受けたと証言した。

2025年1月に解放された。ゴネンさんはイスラエルの民放チャンネル12の2部構成のインタビューで、「誰にも黙れとは言われない。私はここにいる。私は勝利した」と述べた。

ゴネンさんはヘブライ語で、「拘束中に4人の男から性的暴行を受けた。種類も程度もさまざまだった」と語り、「レイプ(男性器を女性器・肛門・口に故意に挿入する行為)」という言葉こそ明確に使わなかったが、その可能性を示唆した。

監禁されていた部屋で見張りの1人から暴行を受けた時のことについて、「私がこらえきれずに泣き出してしまうと、彼(見張り)はこちらをじっと見て、人差し指を口に当てて『静かにしろ』と合図してきた。『おとなしくしないと怒るぞ』と」と回想した。

この見張りにはトイレに連れ込まれたこともあり、「その時、3度目の性的暴行を受けた。30分近く続いた」という。

性的暴行を受けた翌日の心境について、「『イスラエル中の人に死んだと思われているのに、実際には永遠に彼の性奴隷にされるのか』と心の中でつぶやいた」とも語った。

またある時には、ソファに座る戦闘員が「ロミ、大丈夫か?」と聞いてきたこともあるという。

心の中で「最低男、よくもそんなことを聞けたものだ」と考えていると、近づいてきた戦闘員に銃をこめかみに突きつけられ、「このことを誰かに話したら殺す」と言われたという。

ハマスに拉致され、後に解放されたイスラエル人女性とそれ以外の国籍の女性1人が、拘束中に性的暴行を受けたと証言している。

だが、ハマスはこうした性的暴行について、一切認めていない。

ハマス政治部門のスハイル・アルヒンディー氏は、ゴネンさんの主張について「虚偽だと断言する」と述べた。

ゴネンさんは2023年10月7日、ガザに近いイスラエル南部レイムで開催されたノバ音楽フェスティバルに参加していた時、ハマスに拉致された。

ハマスはその日に拉致した251人のうち、遺体を含め人質250人を引き渡した。

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは先月、ハマスをはじめとするパレスチナ武装勢力を、拷問、強制失踪、レイプ、その他の性的暴力を含む人道に対する罪で告発した。(c)AFP