【1月2日 AFP】米民主党の急進左派ゾーラン・マムダニ氏(34)が1日、ニューヨーク市長に就任し、ドナルド・トランプ大統領との対立が確実視される中、左派政治が成功できることを示すと誓った。

ほんの1年前までほぼ無名だったマムダニ氏が目覚ましい政治的躍進を遂げて全米最大の都市の市長に就任したことを祝おうと、凍える寒さにもかかわらず、数千人が就任式に集まった。

マムダニ氏は市庁舎の外で、「米国民は左派が統治できるのか、自分たちを苦しめている問題を解決できるのかを知りたがっている」「私たちは、ニューヨーカーが他の誰よりも得意としていることを実行する。それは、世界に模範を示すことだ」と述べた。

24分間の演説で、マムダニ氏はさらにこう付け加えた。「きょうから、私たちは拡張的かつ大胆に統治していく」。

マムダニ氏は、市長選の争点だった生活費問題を強調し、「既存の秩序に裏切られた」人々を支援すると表明した。

左派の盟友であるバーニー・サンダース上院議員とアレクサンドリア・オカシオコルテス下院議員も就任式に駆け付け、約4000人の観衆の前で演説した。

サンダース氏は、「富裕層や少数の人々だけでなく、すべての人々のために機能する政府を創ることができるという希望とビジョンを全米各地に与えてくれてありがとう」と述べた。

マムダニ氏の演説中、聴衆から「富裕層に課税せよ」というシュプレヒコールも上がった。マムダニ氏はニューヨークの富裕層に対する増税を望んでいる。

マムダニ氏はイスラム教徒として初のニューヨーク市長。就任宣誓でも初めてイスラム教の聖典コーランが使用された。

イスラエル国旗を掲げた小集団がマムダニ氏の演説中にエアホーンを鳴らしていた。就任に抗議したものとみられる。(c)AFP