【1月2日 AFP】スキーリゾートとして知られるスイス南部バレー州クランモンタナのバーで1日未明、火災が起き、約40人が死亡し、100人以上が負傷した。地元警察が発表した。

火災は午前1時30分(日本時間午前9時30分)頃、新年を祝う人々で混雑したバーで発生。当局によると、火災の原因は調査中だが、テロなどの人為的な攻撃によるものではないという。

バレー州警察司令官のフレデリック・ギスラー氏は「約40人が死亡し、115人ほどが負傷しており、そのほとんどが重傷だ」と述べた。

警察は声明で、犠牲者には複数の国籍の人々が含まれているとの見解を明らかにした。フランス外務省によると、負傷者の中には少なくとも2人のフランス人が含まれているという。

火災が起きたのは地元で人気のバーで、若者を中心に200人ほどが年越しの時間を過ごしていたという。

火災を目撃したアレクシス・ラガーさん(18)は、「人々が炎の中を走り抜けていた。椅子を使って窓を壊そうとしている人もいた」とスイス公共放送RTSに語った。

店内に居合わせた2人のフランス人によると、ろうそくの炎が天井に近づきすぎ「数秒後には、天井全体が燃えていた」とフランスの放送局BFMTVに語った。バーは火災後、パニック状態に陥ったが難を逃れたという。

1日夜、クランモンタナの教会で礼拝が行われ、約400人が犠牲者を追悼した。

スイスのギー・パルムラン大統領は「前例のない恐ろしい規模の災害。我が国が経験した中で最悪の悲劇の一つだ」と記者団に語った。(c)AFP