シリア、有志連合との作戦でIS幹部殺害 工作員も逮捕
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【12月26日 AFP】シリア内務省は25日、米国主導の有志連合と協力して実施した新たな作戦により、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の幹部を殺害し、工作員を拘束したと発表した。
同省によると、シリアの治安部隊と情報機関が国際有志連合と協力し、ダマスカス近郊で「精密な治安作戦」を実施。作戦の結果、テロリストの「モハンマド・シャハーダを無力化した。彼はシリアにおける著名なIS指導者の一人とみなされている」と述べた。
さらに同省は、治安部隊が「国際有志連合との共同調整により」、ダマスカス近郊でIS組織に関連するテロリスト小集団の指導者を拘束し、武器と弾薬を押収したと発表した。
13日にシリア中部パルミラで発生した攻撃では、米兵2人と米民間人1人が死亡しており、米国側はこれを単独のIS戦闘員によるものと非難している。
この報復として米軍はシリア国内に多数あるIS拠点を標的とする空爆を実施し。英国に拠点を置くNGO「シリア人権監視団」によると、ISのメンバー5人が死亡した。
シリア暫定政権のアハマド・シャラア大統領は11月に米首都ワシントンを訪問し、同国は正式に米国主導の対IS有志連合に参加している。(c)AFP