【12月26日 AFP】米人気コメディアンのジミー・キンメル氏は25日、英国のテレビ局チャンネル4によって放映されたクリスマスメッセージで、米国では「専制政治が隆盛を極めている」と述べた。

キンメル氏はチャンネル4が1993年から制作している英王室のクリスマスメッセージに代わるメッセージで、「ファシズムの観点から言えば、今年は本当に素晴らしい年だったと言える。米国では専制政治が隆盛を極めている」と述べた。

キンメル氏は9月、米国の右派が保守系活動家チャーリー・カーク氏の射殺事件を利用していると非難したことで、ABCテレビの深夜トーク番組「ジミー・キンメル・ライブ」を休止に追い込まれたが、番組は1週間後に再開された。

キンメル氏は番組停止について、「皆さんも英国の多彩な新聞で読んだことがあるだろう。米大統領は、私を黙らせたがっている。彼は崇拝されるのが好きだが、私が崇拝しないからだ。米政府は私と働いている会社を脅迫し、突然、番組が休止された。しかしその後、何が起こったと思う? クリスマスの奇跡が起こったのだ」と述べた。

さらに、ドナルド・トランプ大統領の政権からの圧力に「何百万人」もの人々が反対していると主張。

「私がこの話をしているのは、皆さんが『政府が批判者を黙らせるのはロシアや北朝鮮みたいな国で起きることで、英国では起きない』と思っているかもしれないからだ。私たち米国人もそう思っていた。だが今、国王ドニー(ドナルドの愛称、トランプ氏のこと)8世が処刑を求めている」と続けた。

キンメル氏は、自身の番組が「これまで以上に強くなって」復活し、自身の契約が2027年半ばまで延長されたことで、トランプ政権との対決に勝利したと述べた。

キンメル氏は英国民に対し、米国民を見捨てないでと訴えた。「米国は今、少し揺れているが、必ず立ち直る。そうは思えないかもしれないが、私たちは皆さんを愛している」と述べた。(c)AFP