映画監督モハマド・バクリ氏死去 『ジェニン・ジェニン』で国際的評価
発信地:エルサレム/中東・アフリカ
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中東・北アフリカ
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【12月25日 AFP】俳優で映画製作者のモハマド・バクリ氏が24日、死去した。イスラエル北部ナハリヤにあるガリラヤ医療センターが明らかにした。家族によると心臓と肺の疾患があったという。72歳だった。
バクリ氏は1953年、イスラエル・ガリラヤでムスリムの家庭に生まれた。
1980年代の映画『ビヨンド・ザ・ウォールズ』で、イスラエルの刑務所に収容されたパレスチナ人を演じ、国内外の批評家から高い評価を受けた。
2002年にドキュメンタリー映画『ジェニン・ジェニン』を手掛け、国際的な評価を高めた。この作品では、第2次インティファーダ中に占領下のパレスチナ自治区ヨルダン川西岸のジェニン難民キャンプでのイスラエル軍による暴力行為を記録した。
『ジェニン・ジェニン』はイスラエルで上映が禁止され、2022年に最高裁が上映禁止の判断を支持した。
イスラエルのアラブ系ラジオ局「A-Shams」は、バクリ氏を「自由な声」と称賛する追悼文をSNSに投稿し、「モハマド・バクリ氏が残した遺産は、芸術が抵抗の行為であり得ることを私たちに思い出させ続けるだろう」と述べた。(c)AFP