韓国保健福祉相「脱毛・肥満の健保適用を検討」…財政影響を精査し判断へ
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【12月21日 KOREA WAVE】韓国のチョン・ウンギョン(鄭銀敬)保健福祉相は、脱毛や肥満に対する治療の健康保険(健保)適用について、「適切性と保険財政への影響を総合的に検討する」と明らかにした。これはイ・ジェミョン(李在明)大統領の指示を受けた対応で、注目される方針転換のひとつだ。
チョン・ウンギョン氏は12月17日、MBCラジオの番組「キム・ジョンベの視線集中」に出演し、「脱毛治療の保険適用について、財政への影響を含め慎重に検討する」と語った。イ・ジェミョン大統領は16日に保健福祉省の業務報告を受けた際、「脱毛は生存に関わる問題だ」と述べ、積極的な対応を求めていた。
現行制度では、円形脱毛症などの疾患性脱毛に限って健康保険が適用されているが、遺伝的要因による男性型脱毛などは依然として自費診療。チョン・ウンギョン氏は「遺伝的脱毛まで保険適用を拡大すれば、健康保険財政に相当な影響を与える」としつつも、議論の余地を認めた。
また、肥満治療に関しては「肥満は代謝疾患や慢性疾患の主要原因であり、重度の肥満手術は既に健保が適用されている」と説明。現在、肥満治療薬についても保険適用の申請がなされており、検討中であることを明かした。
チョン・ウンギョン氏は同日、SBSのニュース番組にも出演し、非保険診療(自費診療)の管理も強化すると述べた。「非保険診療を一定部分、管理対象に移行させ、政府が費用や実施頻度を調整し支援する方向で制度を整える」と述べ、徒手療法(マッサージ的治療)に加え、体外衝撃波治療なども対象とする可能性を示唆した。
医師人材の需給については「現在、需給推計委員会が独立的に医師の必要数を推計中」であり、その結果をもとに保健医療政策審議委員会で議論するとした。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News