韓国・新婚夫婦、2024年は過去最少の95万組…初婚の半数は子なし
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【12月18日 KOREA WAVE】韓国の国家データ庁が2025年12月12日に発表した「2024年新婚夫婦統計結果」によると、2024年における新婚夫婦は95万2000組となり、関連統計が始まった2015年以降で最も少なかった。前年(97万4000組)に比べて2.3%(2万2000組)減少した形だ。
このうち、初婚の新婚夫婦は全体の79.4%(75万6000組)を占め、再婚夫婦は20.1%だった。初婚の新婚夫婦のうち、子どもがいない家庭の割合は48.8%(36万9000組)に上り、前年より1.3ポイント増加した。結婚初期の段階で子どもを持たない傾向がやや強まっているとみられる。
一方で、結婚から1~2年の新婚夫婦の数は前年よりそれぞれ9.8%、2.9%増加しており、全体の減少幅は過去最小となった。国家データ庁は「2023年には婚姻件数が増加に転じたことから、今後1~2年内に新婚夫婦数も回復すると予想される」としている。
結婚年数別に見ると、1年目は21万200組(22.1%)、2年目は18万7044組(19.6%)、3年目は17万7942組(18.7%)、4年目は18万154組(18.9%)、5年目は19万6884組(20.7%)だった。3年目以降は減少傾向で、特に4年目は前年比10.2%の減少となった。
地域別では、京畿道が最多の30.3%(28万9000組)を占め、次いでソウル特別市が17.5%(16万6000組)、仁川広域市が6.4%(6万1000組)となっている。
同じ住居に暮らしている夫婦の割合は87.8%(83万6000組)で、前年より0.7ポイント減少した。
初婚の夫婦で子どもがいる割合は51.2%、平均子ども数は0.61人で、前年より0.02人減少した。結婚3年目には子あり家庭が56.6%と、子なし(43.4%)を上回る傾向にある。結婚年数が進むほど子ありの比率が高くなり、1年目が21.9%、5年目には72.6%に達した。
結婚年数別の平均子ども数は、1年目0.23人、2年目0.45人、3年目0.64人、4年目0.79人、5年目0.95人だった。
経済活動状況によっても差があり、共働き夫婦で子どもがいる割合は49.1%で、片働き家庭(55.2%)より6.1ポイント低かった。平均子ども数でも共働きが0.57人、片働きが0.66人と、0.09人の差が見られた。
さらに、妻が経済活動を担っている家庭では、子ありの割合が48.3%、平均子ども数は0.57人だった。これに対し、妻が専業主婦である家庭では、子あり割合が56.7%、平均子ども数は0.68人と、それぞれ8.4ポイント、0.11人上回っていた。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News