【12月15日 AFP】中国・香港で最古の民主派政党の「民主党」は14日、解散が決定したと発表した。党員による投票で組織の解散と清算が決まった。

民主党は1994年、英国による植民地支配終了が迫る中で香港の主要リベラル系団体が合流して設立された。

声明で民主党は「この30年間、香港社会の発展と変革に参加し、その目撃者となり、香港の制度や環境が次々と大きな変化を遂げるのを目の当たりにしてきた」と述べ、「時代の移り変わりの中で、深い遺憾とともにこの章を閉じなければならない」と付け加えた。

羅健熙主席は会見で、投票では121人中117人が清算に賛成票を投じ、残り4票が白票だったと述べた。

羅氏は解散の理由を香港の「政治環境」にあると述べたが、具体的な制約については明らかにしなかった。

中国政府は2019年の大規模な民主化デモを受けて香港への統制を強め、20年には国家安全維持法(国安法)を施行した。以降、民主派は急速に衰退し、多くの活動家が投獄されるか海外に渡った。

民主党は同年に議員が一斉辞職しており、それ以来議席を手にできていない。

また24年には国安法の下、党員4人が国家転覆罪により収監されている。

羅氏は「香港政府はもっと開かれた姿勢を持つべきであり、反対意見があっても受け入れるべきだ」「それが社会の仕組みであり、進歩のあり方だ」と述べている。(c)AFP