ロシア、ウクライナ東部の要衝シベルシクを制圧と発表
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【12月12日 AFP】ロシアは11日、ウクライナ東部ドネツク州の要衝シベルシクを制圧したと発表した。ウクライナ側は、陥落を否定している。
兵力と火力で優位に立つロシア軍は、ゆっくりだが着実にウクライナ東部の制圧を進めており、特にドネツク州でここ数週間、戦闘が激化している。
ロシア軍のワレリー・ゲラシモフ参謀総長は、シベルシクを制圧したとウラジーミル・プーチン大統領に報告した。
これに対しプーチン氏は、ウクライナに展開するロシア軍は「全戦線で自信をもって進撃している」と述べ、司令官と兵士らの「戦闘貢献」に謝意を表した。
プーチン氏は先月、ロシアによる侵攻開始前は約1万1000人が暮らしていたシベルシクに向けてロシア軍が進撃しているとして、ロシア軍の攻勢を「食い止めることは事実上不可能」だと主張していた。
ウクライナ軍東部作戦地域司令部はフェイスブックで、シベルシクを制圧したというロシアの主張を否定し、「シベルシクは依然としてウクライナ軍の支配下にある」と述べた。
「敵は悪天候に乗じて小部隊でシベルシクに侵入しようとしているが、これらの部隊のほとんどは接近中に壊滅させている」と付け加えた。
シベルシクは、ドネツク州で依然としてウクライナの支配下にある最後の二つの主要都市クラマトルスクとスロビャンスクの東方約30キロに位置している。
ロシアは今月、かつての道路と鉄道の拠点であったドネツク州の要衝ポクロウシクを制圧したと発表したが、ウクライナ側は同市で今も戦闘が続いていると主張している。
プーチン氏は、ウクライナが和平協定の一環としてロシアが領有権を主張するウクライナ東部の領土を割譲しない場合、戦闘を続けて武力で奪う用意があると述べている。
ウクライナ東部では、ロシアが2022年2月に全面侵攻を開始して以来、数万人が死亡、数百万人が家を追われた。(c)AFP
