【12月10日 AFP】スペインの画家パブロ・ピカソの絵画が当たる国際チャリティー・ラッフル(くじ)が始まった。アルツハイマー病研究の資金を集める目的のイベントには、1口100ユーロ(約1万8000円)の抽選券を購入して参加できる。主催者が9日、発表した。

主催するアルツハイマー病研究組織「Fondation Recherche Alzheimer」によると、ピカソの遺族とピカソ財団が企画を後援している。

抽選券はオンラインで計12万枚販売される。当選者は2026年4月14日に、仏パリのクリスティーズからライブ配信される式典で、ピカソが1941年に制作した絵画作品「Tête de Femme(女の頭部)」を授与される。作品は、ピカソのミューズの一人、ドラ・マールを描いたもので、100万ユーロ(1億8000万円)以上の価値があるという。

収益金はアルツハイマー病研究財団に寄付される。同様のチャリティー・ラッフルは2013年と2020年にも実施されている。

抽選券は、www.1picasso100euros.comで購入できる。(c)AFP