武装の2人組がマティスの版画8点盗む、ブラジル
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【12月8日 AFP】ブラジル・サンパウロ市政府は7日、フランス人画家アンリ・マティスの版画8点が、市内の図書館から盗まれたと発表した。
報道によると、武装した2人組が市内のマリオ・ジ・アンドラージ図書館からマティスの作品およびブラジル人画家カンディド・ポルチナーリの作品を持ち去った。
警察発表によると、2人組は警備員や訪れていた老夫婦を拘束し、8点の版画などを強奪すると正面玄関から逃げ去った。
当局は、盗まれた作品の価値についてまだ公表していない。作品は、サンパウロ近代美術館と同図書館のコラボレーションによる「本から美術館へ」というタイトルの現代美術展の一部だった。展覧会はこの日終了予定だった。
地元紙フォリャ・ジ・サンパウロによると、盗まれた作品にはマティスが1947年の版画集『ジャズ』に収録したコラージュが含まれていたという。
サンパウロ市の市長室は、当局が現場で証拠の収集を行っていると述べた。
図書館には防犯カメラが設置されている。(c)AFP