フランス原潜基地上空に複数の無人機、検察が捜査
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【12月6日 AFP】フランス検察は5日、弾道ミサイル搭載原子力潜水艦を収用する基地上空を疑わしい無人機(ドローン)が複数台飛行したことを受け、軍がジャマー(通信妨害装置)を使用したと発表した。
欧州各地の空港や軍事および産業の重要施設上空では、不可解なドローンの飛行が相次いでいる。
ロシアによるウクライナ侵攻から3年半以上が経過する中、こうした妨害行為がウクライナを支援する欧州連合(EU)に対する、ロシア側の「ハイブリッド戦術」の一環ではないかとの懸念が高まっている。
フレデリック・テイエ検事は、「外国からの干渉との関連は現時点では確認されていない」としつつ、「それが本当にドローンだったのかどうか」を確認し、「機体の種類や数」を特定する必要があると述べた。
4日午後、仏ブルターニュ地方ロング島にある潜水艦基地上空に無人機が飛来。事件に詳しい情報筋によると、その数は5機で、基地を警備する海兵隊が複数回の対ドローン射撃を行ったという。テイエ検事の説明によれば、発射されたのは「銃火器ではなくジャマー」だった。
検察によると、撃墜された機体はなく、操縦者も特定されなかった。
ロング島の基地にはフランスの弾道ミサイル搭載原潜4隻が配備されており、少なくとも1隻は常時海上に出て、核抑止力を維持している。(c)AFP