【11月30日 AFP】ロシア最大級の石油ターミナルの一つが、29日に無人艇による攻撃を受けて操業を停止した。

このターミナルは、米石油大手シェブロンとエクソンモービルも参加するカスピ海パイプライン・コンソーシアム(CPC)が所有しており、今回の攻撃を「テロ攻撃」だとしている。

CPCはテレグラムで「モスクワ時間午前4時6分(日本時間同日午前10時6分)、無人艇による標的型テロ攻撃の結果、単一係留点2(SMP2)が重大な損傷を受けた」「SMP-2のさらなる運用は不可能。ターミナルでの積み込みは、無人艇の脅威が排除された後、定められた規則に従って実施される」と述べた。

カザフスタンから伸びるCPCのパイプラインは世界最大級の輸送量を誇り、世界供給の1%を扱っている。

ウクライナは今回の件についてコメントを出していないが、ロシアとの紛争が4年目を迎えようとする中で隣国への反撃を続けている。

ウクライナ当局によると、同日にロシア軍が無人機(ドローン)とミサイルをウクライナに発射し、3人が死亡。首都キーウ市内の建物に被害が出た。(c)AFP