【12月7日 CGTN Japanese】中国第一の川である長江の河口部分の川底の地下50メートル余りの深さでは、長さ145メートルの中国国産のシールドマシン「江海号」が安定して掘進を進めています。この江蘇省南通市海門区と太倉市を結ぶ海太長江トンネルでは「江海号」が12月3日までに、右線部分を3000メートル以上掘進しました。掘進作業の3分の1近くを終えたとのことです。

「江海号」の操作責任者によると、現在までに計画より15日早く3000メートルの掘進を終えました。作業では軟弱な粉質粘土と細砂などの複合地層を通過する必要があり、技術の難度が高く、施工リスクは大きいとのことです。プロジェクトチームは施工過程で、革新的な「デジタルシールドインテリジェント管理センター」を運用し、掘進パラメーター、注入材の質、設備状態の24時間動態監視を行い、ビッグデータ分析に基づくインテリジェントな意思決定と精密な施工を実現しました。

海太長江トンネルは全長39.07キロで、川底部分は11.185キロです。うちシールド区間の長さは9315メートルで、片側3車線の高速道路設計基準を採用しており、完成すれば、世界最長の水底シールド道路トンネルとなります。「江海号」は今年4月にシールド掘進を初めて以来、立新河、江北堤防、新通海砂堤防を順調に突破して長江水域に進みました。「江海号」は現在、1日平均16メートル、月平均480メートルの速度で、川底の深い部分から長江南岸に向かって掘進中です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News