イランがW杯抽選会出席へ ビザ問題でのボイコット撤回
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【12月4日 AFP】イランサッカー連盟(FFIRI)は3日、米首都ワシントンで行われる2026年W杯北中米大会の組み合わせ抽選会に、代表団を派遣すると発表した。イラン側はビザ(査証)の問題を理由に抽選会をボイコットすると表明していたが、その方針を完全に撤回した。
連盟広報は国営テレビで、イラン代表のアミル・ガレノエイ監督が代表となり、「1、2名とともに抽選会に参加する」と述べた。
イランは先週、米国が代表団の複数メンバーにビザを発給しなかったため、抽選会に参加しない旨を国際サッカー連盟(FIFA)に伝えていた。
イランのスポーツサイト「Varzesh 3」によると、ガレノエイ監督を含む代表団4人には5日に行われる抽選会に向けてビザが発給されたという。
米国とイランは40年以上にわたって対立関係にある。
両国は4月から核問題について高官協議を行っていたが、イラン側のウラン濃縮活動を巡って対立。さらに6月にはイスラエルがイランへの爆撃を開始して12日間の戦争が勃発(ぼっぱつ)し、米国も一時的に参戦して核施設を攻撃したことで協議は頓挫した。(c)AFP