東南アジアの豪雨、死者1000人超に
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【12月1日 AFP】東南アジア各地での豪雨や洪水、土砂災害による死者が1日、1000人を超えた。最も大きな被害を受けたスリランカとインドネシアでは、被災者救助のため軍が派遣された。
豪雨は、スリランカ全島とインドネシアのスマトラ島の広範囲、タイ南部、マレーシア北部に大きな影響を及ぼした。
インドネシアでは、少なくとも502人が死亡し、500人以上が行方不明となっている。プラボウォ・スビアント大統領は、北スマトラ州の被災地を視察し、政府の「現在の優先事項は、必要な支援を速やかに届けることだ」と述べ、特に孤立した地域への対応に重点を置く考えを示した。
同国で発生した自然災害としては、2000人以上が死亡した2018年のスラウェシ島地震以来の規模となっている。ただし現時点で、政府は国際的な支援を公には求めていない。
政府は、被害が最も大きい地域に支援物資を積んだ3隻の軍艦と2隻の病院船を派遣した。
一方、サイクロン「ディトワ」の影響で洪水と地滑りが発生したスリランカでは、軍のヘリコプターによる救助活動が続いている。
スリランカ当局の1日の発表によると、少なくとも340人が死亡し、多数の行方不明者が出ている。
アヌラ・クマラ・ディサナヤカ大統領は災害に対処するため非常事態を宣言。「われわれは歴史上最大級で、最も困難な自然災害に直面している」と国民向けの演説で述べ、復興を誓った。
スリランカ政府は国際社会に支援を呼びかけている。
モンスーンシーズンにある東南アジア地域だが、インドネシア、タイ、マレーシアでの洪水被害は、とくにスマトラ島に記録的な大雨をもたらした異例の熱帯暴風雨によって深刻化した。
タイ当局によると、南部では少なくとも176人が死亡。マレーシアでも2人が死亡している。(c)AFP