【12月1日 AFP】中米ホンジュラスで11月30日、大統領選挙が行われ、選挙管理委員会の速報によると、ドナルド・トランプ米大統領が支持を表明した野党の保守派候補ナスリー・アスフラ氏がリードしていることが明らかになった。

選管によると、開票率50%弱の時点で、国民党のアスフラ候補がもう一人の右派、自由党のサルバドル・ナスララ候補に対して僅差でリードしている。

アスフラ氏の得票率は約41%でナスララの約39%をわずかに上回った。与党左派リブレ党のリクシ・モンカダ候補の得票率は約20%で大きく後れを取っている。

選挙戦では、アスフラ候補の敗北で、米国からの支援が削減されることを示唆したトランプ氏の発言が大きく注目された。

トランプ氏はまた、アスフラ氏と同じ党に所属するフアン・オルランド・エルナンデス元大統領(国民党)に恩赦を与えると投票開始直前に発表。エルナンデス元大統領は現在、麻薬の密輸やその他の罪で、米国で45年の刑に服している。

ただ、アスフラ氏本人は、首都テグシガルパでの投票後、恩赦の発表が自分に利益をもたらすことはないとし、「この問題は数か月前から話題になっており、選挙とは関係ない」と主張した。(c)AFP/Henry MORALES and Noe LEIVA