■低い耐火性

竹の足場は多用途で持続可能性が高い。中国南部で簡単に入手でき、安価で輸送や設置解体が可能であり、狭い場所でも扱いやすい。業界関係者によれば、今年1月時点で香港の足場の約80%が竹製となっており、約3000人の職人がいるという。

しかし、政府は今年3月、安全性向上のため金属足場の普及を推進する計画を発表している。

焼け焦げた建物を調査した香港理工大学の何永業教授は、金属と竹の足場はいずれも短時間なら炎に耐えられると述べた。

しかし、今回の火災は40時間以上燃え続けており、何教授は「2号棟では竹の残骸はごくわずかしか残っていない。金属足場なら大部分が残っていたと思う」と続けた。

また8棟すべてが同時に修繕工事されていたことを指摘し、「一棟ずつ改修していれば、ここまで火が広がらなかっただろう」と述べた。