【11月28日 AFP】ドナルド・トランプ米政権は27日、首都ワシントンで州兵2人が銃撃された事件を受け、アフガニスタンを含む19か国出身の永住権(グリーンカード)保有者の滞在資格を再審査すると発表した。

当局は26日の銃撃事件で拘束された容疑者について、かつてアフガンで米軍に協力していたアフガン国籍者だと特定した。

2021年のイスラム主義組織タリバン政権樹立後、米国へのアフガン人の再定住を支援した団体「アフガンエバック」によると、29歳の容疑者は今年4月に難民認定(永住権ではない)されたという

米市民権・移民局(USCIS)のジョセフ・エドロー局長はX(旧ツイッター)で、「懸念国出身のすべての外国人のグリーンカードについて、全面的かつ厳格な再審査を実施するよう指示した」と述べた。

エドロー氏が言及した国について具体的な説明を求めると、USCISの報道官は、トランプ氏が6月に大統領令で、外国人の入国を全面的・部分的に制限した「特定懸念国」19か国だと述べた。

この大統領令は、アフガン、ミャンマー、チャド、コンゴ共和国、赤道ギニア、エリトリア、ハイチ、イラン、リビア、ソマリア、スーダン、イエメンの12か国からの外国人の入国を全面的に制限。ブルンジ、キューバ、ラオス、シエラレオネ、トーゴ、トルクメニスタン、ベネズエラの7か国からの外国人の入国を部分的に制限した。(c)AFP