中国の科学者 月裏側土壌の粘性の謎を解明
このニュースをシェア
【11月27日 CGTN Japanese】中国科学院の研究チームはこのほど、中国の月探査機「嫦娥6号」が2024年6月に月の裏側から持ち帰った土壌サンプルが、砂漠よりも数万倍以上乾燥しているものの、やや粘性があり固まりやすい性質で、その質感は地球の粘土に似ている一方で、粘性を持つ原因が水ではないことを明らかにしました。
研究によると、月の裏側の土壌の粒子は表側に比べて微細で、月の表側の土壌を「砂」に例えるならば、裏側は「小麦粉」に近い状態です。乾燥した状態の中で砂をつかむと、指の隙間からこぼれてしまいますが、小麦粉ならば手の中で小さな塊になりやすいということです。
また、月の裏側の土壌粒子の形態はより複雑で、輪郭がはっきりしており、表面は粗く粒子間の摩擦効果が著しく増大しています。このような特徴により、静電気作用などが際立ち、はっきりとした粘性を持つ特徴がみられます。
このほか、研究チームの分析によると、月の表側が地球磁場から部分的に保護を受けているのに対し、裏側は完全に帯電粒子や隕石(いんせき)、微小隕石などの宇宙環境にさらされているため、絶え間ない「衝撃」を受け、裏側の土壌粒子は十分に粉砕、溶融、飛散、混合され、最終的に微細で粘性のある土壌が形成されたとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News