【11月25日 AFP】ナイジェリアのボラ・ティヌブ大統領は23日、先週発生した武装集団が礼拝中のキリスト教会を襲撃して2人を殺害、38人を連れ去った事件について、拉致被害者全員を救出したと発表した。

襲撃を受けたのは、西部クワラ州エルクにあるキリスト教ペンテコステ派のキリスト・アポストリック教会。

ティヌブ氏はX(旧ツイッター)に、「治安部隊の数日間にわたる努力のおかげで、クワラ州エルクで拉致された38人全員が救出された」と投稿した。

教会襲撃の場面は録画され、ネットで配信された。動画には、礼拝が銃撃で中断され、外から子どもたちの叫び声が聞こえる場面や、武装した男たちが礼拝者を追いかけ回し、人々の所持品を奪う様子が映っている。

ティヌブ氏は、襲撃の背景や、人質救出の状況などの詳細は明らかにしなかった。

また、西部ナイジャ州のカトリック系寄宿学校が21日に武装集団に襲撃され、子どもたち300人以上が拉致された事件にも言及し、「ナイジャ州のカトリック系学校で行方不明になっていた生徒51人が無事に見つかったことも大変うれしく思う」と述べた。

アフリカで最も人口が多いナイジェリアではここ数日、学校襲撃・拉致事件2件、教会襲撃・拉致事件が1件相次いで発生しており、治安への懸念が高まっている。ティヌブ氏はすべての国際行事をキャンセルしている。

ドナルド・トランプ米大統領は、ナイジェリアでイスラム過激派がキリスト教徒を迫害していると主張して軍事介入をちらつかせている。(c)AFP