【11月23日 AFP】フランス全土で22日、数万人が女性に対する暴力の根強さに怒りを表し、より多くの公的対策と資金注入を求めてデモを行った。

パリでは、約60の団体からなる「フェミニスト・ストライキ」の呼びかけで、主催者発表では5万人、警察発表では1万7000人がプラカードを掲げ、歌い、踊りながら市内を行進した。

フェミニスト団体「NousToutes(私たち女性全員)」が配布したプラカードには、「フランスでは2.5日に1人の割合で女性が男性に殺されている」や「被害者の10人中9人はレイプ犯の顔見知り」などと記されていた。

寒さの中、他の都市でも多くの人が集合し、フェミニズムを象徴する紫色に染まった群衆が形成された。

デモの主導団体は、包括的な反暴力法の制定と、その実施に向けた30億ユーロ(約5400億円)の予算を求めており、教育の改善や被害者支援団体への資金援助も訴えている。

仏政府の女性保護・人身取引対策機関であるMIPROFが20日に発表した公式統計によると、2023年から2024年にかけて親密な関係にあるパートナーによる女性殺害は11%増加し、107人の女性がパートナーまたは元パートナーに殺害された。

また仏国内では2分ごとに女性が強姦、強姦未遂、または性的暴行の被害に遭い、23秒ごとに性的嫌がらせ、露出、または性的コンテンツの無断送信の被害に遭っている。(c)AFP