アジア太平洋をリードする韓国作品…Disney+プレビューでの圧倒的な注目度 [韓国記者コラム]
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【11月20日 KOREA WAVE】Disney+のラインアップで、最も熱を帯びていたのは――やはり“韓国発”だった。香港ディズニーランドホテルで11月13日開催された「Disney+ オリジナルプレビュー2025」。来年に向けたアジア太平洋地域やグローバル作品の先行公開イベントに、世界中から集まったメディア関係者で会場はごった返していた。
各国の新作紹介が続くなか、もっとも多くの時間と注目を集めたのは、韓国の作品群だった。
本イベントでは、日本と韓国の作品数が際立っていたが、中でも韓国はジャンル・スケールともに圧倒的だった。
たとえば、2025年に登場予定の韓国作品は▽現代の韓国社会を描く『メイド・イン・コリア』シーズン1・2(主演:ヒョンビン、チョン・ウソン)▽スリラードラマ『キラーたちのショッピングモール2』▽ファンタジー要素を持つ『幻惑』▽歴史と冒険が融合する『ゴールドランド』▽人気復讐劇の続編『再婚皇后』▽MBCとの共同制作『21世紀の大君夫人』――など。特に『メイド・イン・コリア』は現地で唯一試写会が開かれ、報道陣の注目を一身に集めた。
特筆すべきは、海外メディアの熱烈な反応だった。作品映像がスクリーンに映し出されるたび、各国記者たちから拍手と歓声があがる。特に『21世紀の大君夫人』に出演するピョン・ウソクや、ヒョンビンが登場する場面では、どよめきにも近い歓声が湧いた。
質問コーナーでは、日本や香港、インドネシア、マレーシア、フィリピン、ブラジルといった国・地域の記者たちが、Kドラマに関する深掘り質問を次々と投げかけた。彼らの多くが出演俳優の過去作を熟知する“ファン記者”でもあり、質疑応答には熱量が感じられた。
Kコンテンツは、もはや一過性のブームではない。「海外では通用しない」と言われた時代は遠く過ぎ、NetflixやDisney+などを通じて、世界標準のストーリーテリングと演出力が証明されてきた。
だが、実際にこうして現地で感じる熱気は、統計や視聴率では測れない“リアルな共感”を伴う。特に今回は、外国メディアのほうが韓国メディアよりも熱狂している光景すらあった。
それは誇らしさと同時に、「この勢いはまだ続く」という確信にもつながる。
Kコンテンツは、いまや「アジア代表」の枠を越え、世界の感性に訴える力を持つ文化産業として進化し続けている。【news1 キム・ミンジ記者】
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News