トランプ大統領、エプスタイン文書公開法案に署名
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【11月20日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は19日、少女らへの性的人身取引の罪で起訴され、勾留中に自殺した富豪ジェフリー・エプスタイン元被告に関する政府記録の公開を義務付ける法案に署名した。
トランプ氏は同日夜、SNSで署名について明らかにした。
上院の民主党トップ、チャック・シューマー院内総務は、「大統領が法案に署名したら、それを忠実に適用し、実行しなければならない。ドナルド・トランプ氏による不正行為は許されない」と述べ、「調査を言い訳に一部のエプスタイン文書だけを公開し、米国民が見るべき他の文書を意図的に隠してはならない」と指摘した。
今後、司法省は1か月以内に未分類のファイルをオンラインで公開する必要がある。議事録、フライトログ、通信記録など、未公開の名前や関係性が明らかになる可能性のある資料が含まれる。
法案では、個人情報や正当な法的・安全上の懸念については例外を認めている。そのため、アナリストらは、当局が法案に従って資料を公開するかどうかを疑問視しており、調査が継続中であることを理由に、一部の機密資料は公開できないと主張する可能性もあると指摘している。(c)AFP