ホロコースト関連オークション、抗議で中止 「冷笑的で恥知らず」
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【11月18日 AFP】ドイツのオークションハウスは17日、アウシュビッツ強制収容所の生存者組織からの批判を受け、ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)に関連する手紙、絵葉書、その他の文書のオークションを中止したと発表した。
17日に予定されていた「The System of Terror 1933-1945(恐怖のシステム 1933-1945)」と題されたオークションでは、アウシュビッツ強制収容所の被収容者が愛する人に宛てた手紙、ナチスの秘密警察ゲシュタポ関連の書類、1933年から1945年までのナチスの迫害を記録した文書などが出品される予定だった。
ウルリッヒ・フェルツマン・オークションハウスは声明で、「委託依頼の評価において誤った判断をしたことを認識しており、ナチスの恐怖による犠牲者やその親族の感情を傷つけたことを遺憾に思う」と述べた。
国際アウシュビッツ委員会は15日、予定されていたオークションを非難。クリストフ・ホイブナー副委員長は、ナチスによって迫害され殺害されたすべての人々の「歴史と苦しみから利益を得ることは、冷笑的で恥知らずな行為だ」と述べた。
委員会によると、オークションには犠牲者の名前が明らかになる非常に個人的な記録が含まれているという。
オークションハウスは17日、一部の出品物は犠牲者の子孫から提供されたものであり、他のものは個人が収集した研究用文書を「正当に市場で取得した」ものだと述べた。(c)AFP