【11月16日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は16日、エネルギー業界の汚職事件が明らかになる中、国営企業の経営陣を刷新し、「抜本的な改革」に着手すると語った。

12日、ウクライナのエネルギー部門における大規模な汚職スキャンダルに関与した疑いが持たれている法相とエネルギー相が辞任した。捜査当局は、ゼレンスキー氏の側近が1億ドルの不正取引を指揮したと主張。ロシアの攻撃による広範な停電が続く中で起きた事件に、国民は怒りをあらわにしている。

ゼレンスキー氏は「エネルギー部門の主要な国有企業の抜本的な改革を開始する」とXに投稿し「財務活動の徹底した監査とともに、経営陣を刷新する」と語った。

ゼレンスキー氏は、汚職事件を巡る捜査対象の国営原子力企業エネルゴアトムの経営陣を再編するため、新しい監督委員会を1週間以内に設置するよう求めた。また、水力発電会社や主要ガス運営会社の改革を進める意向も明らかにした。

「エネルギー部門における完全な透明性は絶対的な優先事項だ」と強調し、関係省庁に対して、法執行機関などと情報交換を継続するよう指示した。(c)AFP