【11月11日 AFP】ナイジェリア北東部のチャド湖周辺のドゴンチクで9日、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」と同組織から分派したイスラム過激派組織「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」が衝突し、約200人が死亡した。情報機関、民兵、ジハード(聖戦)主義勢力の情報筋が10日、AFPに明らかにした。

ボコ・ハラムとISWAPはイデオロギーをめぐって対立して分裂。以来、縄張り争いを繰り広げている。

イスラム過激派との戦いでナイジェリア軍を支援する民兵組織のメンバー、ババクラ・コロ氏はAFPに対し、「われわれが入手した情報によると、この戦闘でISWAPのテロリスト約200人が死亡した」と語った。

ボルノ州の州都マイドゥグリに住むボコ・ハラムの元戦闘員サディク氏によると、この衝突でISWAP側は約200人が死亡、ボコ・ハラム側は4人が死亡したという。

サディク氏は、「両グループが争い始めて以来、最悪の衝突になる可能性がある」と述べた。

AFPが確認した短い動画には、カヌーに積まれた複数の遺体が映っていた。

この地域で活動するナイジェリアの情報機関筋は、衝突で「150人以上が死亡した」と推定しており、状況を注視しているとして、「われわれにとっては朗報だ」と述べた。

ISWAPとボコ・ハラムは、2016年にイデオロギーの違いから分裂して以来、激しい縄張り争いを繰り広げており、戦闘の多くはチャド湖周辺で発生している。

チャド湖はボコ・ハラムとISWAPの逃げ込み場になっており、両組織はここからナイジェリア、ニジェール、カメルーン、チャドへの攻撃を仕掛けている。(c)AFP