米主張のイスラエル大使暗殺計画疑惑「すべて捏造」 イラン
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【11月10日 AFP】イラン政府は10日、イランが駐メキシコ・イスラエル大使の暗殺を企てたとする米国側の主張について「ばかげている」として関与を否定した。
イラン外務省の報道官は「この主張は非常にばかげており、滑稽だと感じた」と週次の記者会見で述べ、「イランと他国との関係を破壊しようとする試みの一環だ」とし、「主張はすべて捏造されたものだ」と非難した。
米政府の主張を受けてイスラエル外務省は7日、「イランが指揮するテロネットワークを阻止した」としてメキシコ当局に感謝の意を表明した。しかし、メキシコ外務省は「そのような計画についての情報は受け取っていない」と発表。在メキシコ・イラン大使館は「全くの大嘘」だと非難した。
米国の当局者によれば、イラン革命防衛隊(IRGC)の精鋭部隊「コッズ部隊」が2024年後半にこの暗殺計画を開始し、今年に入って阻止されたという。
計画には、イランのベネズエラ大使館を拠点に工作員をリクルートすることも含まれていたとされる。ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は、イラン政府と戦術的な同盟関係にある。(c)AFP