エクアドル刑務所で受刑者27人「窒息死」 暴動後に遺体確認
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【11月10日 AFP】エクアドル当局は9日午後、刑務所で受刑者少なくとも27人の遺体を確認した。死因は「窒息死」とされる。この刑務所では同日午前、武器を伴う暴動が発生し、4人が死亡、数十人が負傷していた。
刑務所当局の声明によれば、事件が起きたのはエル・オロ州のマチャラ刑務所。27人は首を吊った状態で発見され、死因は窒息とされる。現在、「事実を完全に明らかにするため」の作業が行われており、法医学スタッフが現場で確認作業を進めているという。
エクアドルの刑務所では近年、対立する麻薬密売組織間の衝突が相次ぎ、500人以上が死亡している。
9日の暴動は午前3時頃に発生。地元住民は刑務所の内側から銃声や爆発音、助けを求める叫び声が聞こえたと話している。
暴動は精鋭警察部隊によって制圧されたが、死者の身元や事件の背景については明らかにされていない。(c)AFP