【11月10日 AFP】米政府機関閉鎖に伴う混乱で数千の航空便が遅延・欠航する中、米当局は9日、航空輸送がまもなく「ほぼ停止する」と警告を発した。

ショーン・ダフィ運輸長官は、共和党と民主党が歳出をめぐる対立で行き詰まったままなら、今月下旬の感謝祭に向けて航空便の削減や混乱がさらに拡大すると述べた。

ダフィ氏は9日放送のCNNの番組「ステート・オブ・ザ・ユニオン」で、「事態は悪化する一方」「感謝祭の2週間前には、航空輸送はほぼ停止するだろう」と語った。

航空便追跡サイト「フライトアウェア」のデータによると、9日夜までに米国内および米国発着の欠航便は2300を超え、遅延は8000件以上に達した。

特に影響が大きかったのは、ニューヨーク市周辺の3空港、シカゴのオヘア国際空港、アトランタのハーツフィールド・ジャクソン空港。北東部の主要ハブ空港であるニューアーク・リバティー国際空港では、出発予定便の27%が欠航、40%が遅延した。またニューヨークのラガーディア空港では、全出発便の半数以上が遅延した。

ダフィ氏は、11月27日の感謝祭に向けて旅行を計画している多くの米国民が「飛行機に乗れなくなるだろう。政府が再開されなければ、飛ぶ便自体がほとんどなくなる」と警告した。

一方、議会上院は日曜日ながら会合を開く異例の措置を取り、記録的な40日間に及ぶ政府閉鎖を終わらせるための試験投票を行った。

共和党のジョン・スーン上院院内総務は記者団に対し、「合意がまとまりつつある」と述べ、政府再開への兆しが見え始めていることを示唆した。

米メディアは、合意案が来年1月までの短期的な政府予算を含むパッケージになる見通しと報じている。(c)AFP