【11月8日 AFP】オンラインやデジタルによるソリューションを迅速に採用してきたノルウェーでは、政府の方針次第では、郵便物が週1回しか配達されなくなるかもしれない。

ヨンイーバル・ニーゴール運輸相は7日、郵便配達の頻度を1日おきから週1回に減らすことを提案した。「郵便で受け取る手紙の数はますます減り、配布される新聞の数も減少している」とニーゴール氏は指摘した。

議会がニーゴール氏の提案を支持すれば、郵便は週に1回、新聞は「少なくとも」週に3回配達されることになる。より頻繁な郵便の配達を希望する人は、リクエストすることが可能だ。

この措置により、国は年間10億クローネ(約150億円)以上を節約できると労働党政府は主張している。

ノルウェーの郵便サービス当局が2023年に発表したところによると、配達される手紙の量は2000年代初頭から80%以上減少。昨年はさらに11.4%減少した。(c)AFP