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【11月07日 KOREA WAVE】身長への劣等感から妻と娘に暴力をふるった夫。その男性と離婚した女性が、養育費の請求を望みつつも「再び顔を合わせるのが怖い」と訴えた。

10月23日放送の韓国YTNラジオ番組「チョ・インソプ弁護士の相談所」で、出演した女性は「暴力的な元夫ともう二度と会いたくない」と助けを求めた。

女性によると、夫は身長160センチで、自分より2センチほど高い程度だった。体を鍛えており、外見上は自信にあふれて見えたが、「小柄な自分を受け入れられず、コンプレックスを力で解消しようとした」という。

結婚当初、意見の対立がきっかけで初めて殴られた。夫はすぐ謝罪したが暴力は繰り返され、女性は「家庭を守るために我慢し続けた」と語った。だが、暴力が幼い娘にまで及んだのを目の当たりにし、結婚10年目で離婚を決意。「娘だけは守らなければ」と思い、財産分与や養育費の取り決めもせず逃げるように家を出たという。

離婚後、シングルマザーとして働きながら娘を育ててきたが、最近は体調を崩し、経済的に困難な状況にある。「子どもにかかる費用は増える一方で、生活が厳しい」と打ち明けた。

元夫は離婚後、一度も子どもに会いに来ていない。女性は「養育費を請求したいが、もし面会を求められたらと思うと怖い。かつて娘にまで暴力をふるった人なのに、そんな相手と再び会っても大丈夫なのか」と不安を訴えた。

番組の弁護士は「協議離婚時に財産分与を決めていなくても、離婚確定から2年以内なら請求可能だ。養育費は離婚合意の有無に関係なく家庭裁判所に審判請求できる。離婚時に養育費を放棄した場合でも、暴力や脅迫で協議ができなかった事実を立証すれば過去分も請求できる可能性がある」と説明した。

面会交流を避けたい場合について「家庭裁判所に接近禁止命令を申し立て、同時に児童虐待として刑事告訴することで、子どもの福祉を害する人物だと立証できる。夫の暴行に対して慰謝料請求も可能だが、損害を知った日から3年以内に請求しなければならない」と補足した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News