【11月3日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は2日に公開されたテレビインタビューで、自身が推し進める移民取り締まり政策について「まだ不十分だ」との考えを示した。移民政策をめぐっては、やりすぎとの批判や、権利侵害だとして訴訟も起きている。

米放送局CBSの番組「60ミニッツ」で放送されたインタビューは10月31日に行われた。CBSによるトランプ氏へのインタビューは、同局が昨年、カマラ・ハリス副大統領(当時)との大統領選前のインタビューをめぐってトランプ氏と和解して以来初めて。

インタビュアーのノラ・オドネル氏が、移民・税関執行局(ICE)による取り締まりについて「やりすぎではないか」と尋ねると、トランプ氏は「まだ足りないと思う」と答えた。その上で、民主党のバラク・オバマ元大統領とジョー・バイデン前大統領が任命した「リベラルな判事」らが移民政策を「妨げている」と主張した。

オドネル氏はまた、ICE職員が疑わしい移民を取り押さえ、住宅地で催涙ガスを使用し、車の窓を壊すといった行為が確認されていると指摘し、「こうした手法を認めるのですか」と質問した。

これに対し、トランプ氏は「そうだ。なぜなら人々を追い出さなければならないからだ」と答えた。

インタビューの抜粋はX(旧ツイッター)に投稿された。(c)AFP