アンドルー元王子、最後に残された英海軍名誉称号も剥奪へ
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【11月3日 AFP】英国政府は2日、アンドルー元王子の最後に残された英海軍の階級である名誉称号「中将」を剥奪する方針を示した。
アンドルー元王子は2022年、少女らへの性的人身取引の罪で起訴され勾留中に自殺した米富豪ジェフリー・エプスタイン元被告の主要な告発者の一人、故バージニア・ジュフリーさんからの訴えを受け、名誉軍職を返上していた。
10月30日にチャールズ英国王が、弟であるアンドルー元王子の王室称号と栄誉を剥奪しており、エプスタイン元被告との関係に対する英国国内の怒りが高まっている中で、今回の措置が取られた。
ジョン・ヒーリー国防相はBBCに対し、「国王の指導のもと、現在彼が保持する最後の称号である副提督の剥奪に向けて動いている」とし、軍の勲章を失うかどうかについても国王の判断に従うと述べた。
アンドルー元王子は、1982年のフォークランド紛争で海軍ヘリコプターの操縦士として活躍した。2001年に22年間の軍務を終えて退役している。(c)AFP